肋間神経痛の定義
肋間神経痛は、症状を表す言葉であって、その時によって原因が分かれるとされるのが一般的です。基本的に、第1肋間神経から第12肋間神経と呼ばれる神経に障害が生じた際、その支配域の皮膚や筋肉に痛み・違和感などを生じます。これが「肋間神経痛」の定義となります。
次に、肋間神経痛の名にある「肋間神経」とは、脊髄神経が胸部の骨の間から出る神経の12対の前枝を指します。人体において、この肋間神経は、動静脈と並び各肋骨の下縁に洽って肋骨間の間を走っています。このうち、下半分は肋骨弓を越え、腹壁に反って斜め下前方へと走っています。
これらの神経は、走行中に小枝を出し、筋肉では肋間筋と腹壁のそれぞれ、皮膚は胸腹部の前面と側面の皮膚のそれぞれに分布しています。肋間神経が胸部だけでなく、腹壁の大部分に分布し、その知覚を伝えることは、人体にとって重要な事実です。また、へその高さには、第10肋間神経が達して知覚を司っています。
さらに、上記原因以外にも、「腫瘍」や「内出血における血腫」などによって発生する神経刺激が、肋間神経痛の自覚症状として現れることもあります。